いけばなで習慣化できること①
2024年10月28日 18:29
都合の悪いことを誰かのせいにしていませんか?
私たちは弱いものです
人は弱いもので
すぐに誰かのせい
何かのせいにしたくなります。
不平不満を口にしている人の顔は、どんなに美形の人でも美しくはありません。
そして何も解決しないですよね。
花をいけていて
花が悪いから、と
花のせいにはできません。
いけばなは命を扱うものなので、他の命を自分の思い通りになど到底できないのです。
思うようにいかないことを試行錯誤して完成を目指すのが、いけばなのお稽古で学ぶことの1つです。
人間の社会でも、相手を思い通りにはできません。
思い通りにできない相手を前にして不満を言っていても何も解決しません。
その代わり、自分は成長することができます。
考え方を変えれば、思い通りにいかないことは自分が変わるきっかけになる有り難いことだと思います。
「おかげさま」と思うことで、悩んでいることもポジティブに捉えることができますよね。
いけばなのお稽古は、花をいけながら「おかげさま」という思考を習慣化することができるかもしれません。
すくなくとも私の教室では、そういうことに気づくきっかけになるようなお稽古を心がけています。
「花を上手にいける」
ではなく
「花を上手にいけられる人」
になることを目指すのは、こういうお稽古を続けるからです。
この花に出逢えたから、おかげさまで技術が身についた。
この花に出逢えたから、おかげさまで新しい発見があった。
この花に出逢えたから、おかげさまで集中できた。...etc...
いけばなで学ぶこと、習慣化できることはまだまだたくさんあります。
華道は花をいけながら、心を豊かにし自身の成長につなげられるお稽古事です。
この魅力に取りつかれた人は、生涯花をいけるのでしょうね。
中村祥いけばな教室